大災害時における外国の方に対する支援
2020年現在において逗子市に外国人登録されている方が527名おられます。この他にも池子米軍住宅に暮らしている方が約3,400名おられます。527名の方の内訳は次の通りです。
統計逗子から算出しました。https://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/soumu/tokei/
・韓国/朝鮮 129名
・米国 86名
・中国 /香港 70名
・フィリピン 50名
・英国 26名
・ネパール 20名
・ベトナム 17名
・台湾 15名
・フランス 14名
・タイ 13名
・他 87名
外国人の方が日本で大災害に遭遇した時に問題となるのは以下の3点です。
(1)知識の問題
そもそも災害が発生した時にどの様に対応すれば良いのかの知識がない人が多い。また大災害に遭遇した経験もなくパニックに陥ってしまう方が多い。
(2)言語の問題
避難所や避難場所ががどこにあるのかが判らない。防災放送は日本語で聞き取りにくく何を言っているのかを理解出来ない。避難所にある掲示物や張り紙が漢字だらけで判らない。「避難指示」「緊急安全確保」「線状降水帯」「ゲリラ豪雨」「高台」などは普段使わない単語で理解できない。
(3)文化の問題
宗教や食事の習慣の違いにより食べられない物がある事を日本人の方に理解してもらえない事や避難所で生活する時に避難所のルールが判らずにトラブルを起こしてしまう事などの問題があります。
翻訳アプリ
スマートフォンに翻訳アプリをインストールすれば会話を自動的に翻訳してくれます。使い方のコツは短い文章でゆっくり・ハッキリと話す事です。日本語で話した内容が文字に変換されるので正しく認識したのか否かが確認出来ます。自動翻訳された言語は相手国の文字
でスマートフォン上に表示され同時に自動音声で相手国の言語が話されます。
Google 翻訳
108言語間で翻訳を行います。オフラインでインターネットに接続しなくても59言語間で翻訳が可能です。
Google Play のアプリインストールはこちら(Android)
App Store のアプリインストールはこちら(iPhone)
iPhoneの場合はIOS14以降であれば翻訳アプリが標準搭載されています。
Google翻訳アプリの使い方はこちらです。
・https://www.youtube.com/watch?v=cdXAXxKpcTo YouTubeの動画で説明してくれます。
・https://www.atglobal.co.jp/strate/7439 音声入力、カメラ撮影以外にPDF・Webサイトの翻訳などを説明しています。
指差しボード(多言語版)
避難所に外国人の方が来た時に使う指差しボードです。ボードは両面印刷または2ページ・1組として使います。
ボード1(両面印刷1枚目) 言語の確認 全言語共通
ボード2(両面印刷2枚目) スタッフ用 14言語を5・5・4の3種類に使用頻度を勘案してまとめてあります。
ボード3(両面印刷3枚目) 外国の方用 14言語を5・5・4の3種類に使用頻度を勘案してまとめてあります。
避難者カード(多言語版)
避難所に来た時に世帯全員の名前・住所・電話番号・メールアドレス・被災状況・怪我や病気の有無・食べられない物・配慮して欲しい事などをチェックして記載して頂くカードです。14言語版の他に「かんたんな日本語」、「日本語」の16種類があります。
新型コロナウイルス・簡易問診票(多言語版)
避難所に来られた外国の方が新型コロナウイルスに感染した可能性があるか否かをご自身で問診して回答を記載する用紙です。英語、中国語、韓国語、タガログ語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、ヒンディー語の10種類があります。